夏場のグルー取扱いのポイント

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気温と湿度が高くなりましたね。 グルーにとっては、最悪な環境です。
このような気温と湿度が高い場合のグルーの扱い方をお知らせいたします。

グルートレーにいつもより多めに出す

通常8㎜程度と説明書に記載しておりますが、
10㎜以上と多めに出すとグルーの劣化スピードが落ちます。

グルーの継ぎ足し間隔を早くする

冬のような湿度の低い時期は、15分くらい持ちますが、夏場は湿度が高いため粘りが出やすいものです。
夏場は10分くらいで、新たにトレーに出してください。
古いグルーと混ざらないように、トレーの別の場所に出してくださいね。

ノズルはこまめに拭き取る

湿度が高いということは、シアノアクリレートの硬化スピードも早く、
少しでもグルーが残ると、ノズルつまりやキャップがあかなくなる原因となります。
面倒かもしれませんが、グルーは出すたびに丁寧に拭き取り、 ノズルにグルーが残らないようご注意下さい。
説明書にある締め方の他、机にトントン打ち付けて、ノズルからグルーを落としてください。

グルーの使用・保管環境を見直す

グルー使用のための適正温度湿度は、15~25℃、50%~60%です。
夏場はこの環境を維持するのが難しいかもしれません。

一番いいのは、エアコンつけっぱなしで室内をずっと適正環境にするか、
温度調節できる化粧品保冷庫をお使いいただくとよいと思います。
当店は、グルーのために休日もエアコン入れっぱなしです。
できないのであれば、日光の当たらない涼しい室内に保管して下さい。

温度変化は厳禁です(冷蔵庫保管しない)

冷たい水を入れたコップに水滴が付くように、冷やしたグルーは内部に水滴がついてしまいます。
急激な温度変化は、グルーの劣化に大きく作用します。
クール便は、配送車内が50℃以上になることを想定しての対策ですので、
届いたら、時間をかけてゆっくり常温に戻してください。

 

以上、当店が夏場工夫している点です。
ご参考にどうぞ。